• レゴン(Legong)ダンス：よくバリダンスとしてイメージがあるのは女性が手のひらを反対側にそらせて踊るレゴンダンスです。タイダンスやジャカルタで見るジャワダンスとイメージが同じなのは、きらびやかな衣装に金銀の飾りを付けている姿が同じであり、どれもインド文化に端を発するそうです。神に捧げる女性の踊りがもとになっているので、踊る人は若い女性に限られるようです。

• バリのガムラン：バリダンスで用いられる木琴のようなガムランの演奏者は男性に限られます。バリではガムランは大切なもので昔から王家はもとより各村でも所謂マイ・ガムランを持っています。

• ウブド(Ubud)はデンパサールから20km離れた芸術の街です。オランダがバリ島に来たときにウブドが属するギャニアール(Gianyar)王国はオランダと同盟して他の王国を滅ぼしたそうです。それでギャニアール王国のみオランダの統治下でも王政が許されます。他の王国はオランダに権力も富も奪われ、芸術家はスポンサーが亡くなったので、唯一旧体制が残るギャニアール王国に移らざるを得なくなったものです。ウブドが芸術の街として有名になったのは、1920年代にスピースなどの西欧の芸術家が移り住んでアトリエを開いたことが大きく影響されています。それで絵画で有名になり街を歩いても抽象画など明らかに西欧の影響と思われるものが数多く展示販売されています。また、欧米人と見られる人が往き来している割合がアジアの他地域と比べても圧倒的に多く見られます。

バリへの途中のジャカルタ空港です。カマンダルーでも見た木組み天井を巧く活かしています。			ブキッ・ジャンブル(棚田)
青い空と緑のライステラス			レゴンダンスのレストランです
ステージはガムランが中心です	きらびやかな衣装が特徴です。	ダンスを見ながらの食事です	壺を使って美しくライトアップ
ウブドの野外劇場です。	一寸変った芸術の街特有の風景	バロンダンスのお面もあります	ウブド街中の遺跡です。

2004/06/01