• シチリアというとマリオ・プーゾのゴッドファーザーの街がまず頭に浮かびます。　でも街を歩いてみるとそんなイメージは無いですね。観光する身にとっては、怪しげなのが一杯近寄ってくるローマやパリの方がまだ心配。

• シチリアというとマリオ・プーゾのゴッドファーザーの街がまず頭に浮かびます。　でも街を歩いてみるとそんなイメージは無いですね。観光する身にとっては、怪しげなのが一杯近寄ってくるローマやパリの方がまだ心配。

• 島と言っても５００万人、四国ほどの大きなところです。日本からの便はミラノから州都パレルモ(Palermo)に夜10:20に着く。　空港からパレルモ市内まで35km、タクシーで30分。

• 下に気温と日照時間のグラフがあります。ヨーロッパでも南に下るとさすがに暖かくなり、年間を通して１０℃を下回ることはないですね。　これじゃ住みやすい、北の人が南下したがるのもよく分かります。夏になると夜中まで太陽が出ていると思っていたら日照時間が１５時間もあるんだ!!

• 紀元前５世紀のギリシャ神殿セジェスタ(Segesta)は、パレルモから60km離れた、なだらかなバルバロ山(Mt. Barbaro)の西側中腹にある。エリミ人(Elymian)に作られた町でギリシャ人にEgestaと呼ばれていた。BC３世紀にはローマ人の征服で徐々に放棄され、最終的にはバンダル人(Vandals)によって破壊された。現存するドーリス様式建築物として最高の保存状態で、最も重要な建築の一つです。このドーリス式神殿は完成の日の目を見なかった。

• 趣のある小さな街のエリチェ(Erice)は、エリチェ山をクネクネと曲がりくねった道路を登りきったところにある。　避暑地になっていて夏と冬で住人の数がえらく違ってくるそうです。冬場は３００人、夏になると一桁違うのでしょうか。12〜13世紀にノルマン人が建設した、頂上のペポリ城(Pepoli Castle)【又はビーナス城(Castle of Venus, Castello del Balio)】から下ってくる。紀元前５世紀には既にエリミ人(Elymian)が定住していたが、BC３世紀にはカルタゴによって破壊され、住人は近くのTrapaniに移住させられた。ローマ時代はエリクス(Eryx)のビーナスの聖地として崇められた。中世では、最初アラブに属し、それからノルマンになり、Monte San Giulianoと呼ばれた。代表的工芸品は陶器、カーペット、バッグ。

• １９９８年に世界遺産に指定されたアグリジェント(Agrigento)は、サン・アンナ川とサン・ビアジオ川に囲まれた「神殿の谷 The Vally of the Temples」にある。何れも紀元前５〜６世紀のもので飾りの少ないドーリス式神殿。この写真はSaitoさんに頂いたものです。

• Art and Histry of Sicily by Casa Editrice Bonechi を参照しました。イタリア政府観光局の日本語のページも便利です。

• 英語ですが『Best of Sicily』も大変便利です。観光地情報、行き方、旅で気を付けること、レストランなどと一通りの情報が得られます。 

結構高い山の中腹によくこんな大きな石作りの宮殿を造ったものだ。
紀元前４３０年のドーリス式神殿。現存する最高の保存状態だそうです。
人との対比から神殿の大きさが分かります。修学旅行の子供たちもいます。
まずは、階段を上りきる	お城のタワーが見えてきた	ノルマン人の築いたペポリ城	ビーナス城とも言われる
城壁からの眺めがよい	エリチェ山頂　７５０ｍにある	曲がった道を上ってきた	山頂から住宅地に下っていく
ノルマンゴシック時代サンジョバンニバティスタ教会13世紀扉		ちょっと歩くと絵になる路地	色も加わって味わいになる
おっ、気になる路地その２だ	唯一の広場　ここも石畳が綺麗	芸術家おじさんの絵10万リラ	沈みがちの路地、その３
このカラフルさは南欧だなー	広めの路地で、その４	古代の石の石畳、路地その５	14世紀教会キエザマトリーチェ
鋭尖窓,銃眼付胸壁;力強い鐘楼	ネオゴシックで飾られた内部	街の最下、石畳の路地、その６	画家おじさん題材の街壁入口
世界遺産のアグリジェント。シンボルのディオスクーリ神殿		34本円柱コンコルディア神殿は	唯一、完全に近い形で遺る。
神殿はBC5〜6世紀の遺産	6柱方式ジュノ・ラチニア神殿	８本の円柱のみ残るヘラクレス神殿

2001/06/30