• いやあ、スケールの大きさには圧倒されます。70万�uの北海公園は、人工の湖を掘り、その土で山を造る。天壇公園にある丸い石のセンターストーンに上れば、皇帝のみが天と会話できる。皇帝パワーは凄い。

• 北海公園
  故宮の西北に位置する北海公園は、西暦10世紀には美しい島と宮殿が建てられ、金元明清の時代になり皇家の御苑とされ、湖が掘られ山が作られ、相前後して瓊華島、廣寒殿、白塔、永安寺などが建てられた。北海公園全部の面積は約70ha、水域はその半分以上を占める。園林の建築は荘重で、北方園林の特徴を備えている。東北の「瓊島春陰」は燕京古景の一つとされる。瓊華島は全園にあり、東海の仙山瓊閣の味わいを模して建造されたと言い伝えられている。瓊華島にある白塔は1651年に建てられ、高さは35.9メートル、その土台はレンガと石で築かれた須弥座である。うっそうと生い茂る松柏の間に殿と閣が林立し、これらの殿や閣は水際を通る回廊でつながっている。夏は湖に舟を浮かべ、冬はスケートをすることができる。清の乾隆帝の時には30年間にｼ猗瀾堂、萬佛樓など多くの亭台楼閣と九龍壁が造られた。 公園南門の西側にある団城は、北京城の中の城であり、団城の真中に承光殿があり、城台の上に金代に植えたマツの木があり、現在まで800余年の歴史がある。北海北岸の靜心齋は園中の園で、又の名を乾�髀ｬ花園といい、こまやかで上品な江南園林の美しい姿を見せている。出典：中国観光局

• 天壇公園
  天壇は中国最大の壇廟建築で、明の永楽十八年（1420年）に建造され、明・清二王朝の皇帝が天を祭り、五穀豊穣を祈るところである。天壇の主な建築は祈念殿、皇穹宇、圜丘壇である。そのうち祈念殿の外観は雄大で金メッキ宝頂が藍色の瑠璃瓦に葺かれ、殿内は28本の楠の柱によって支えられている。皇穹宇の塀は有名な回音壁で、二人が回音壁の東西両側に立ち、壁に向かって小さな声で対話することができる。出典：中国観光局

• 回音壁（エコー・ウオール）
  回音壁は円形に周囲を囲まれた壁で、”天の倉庫”と呼ばれています。完全な円形で、且つ、固く滑らかな壁面は、音波を効率良く反射する構造になっています。音声は、連続した反射波となって壁面に沿って伝搬するので、二人の人が、東ホールと西ホール後ろの壁に、それぞれ別々に立って、二人とも顔を北側に向けて話をすると、互いの声をハッキリと聞きとることができます。呼びかけと応答、質問に回答、こういう風にチャンとした会話が出来ます。出典：現地説明英文看板の日本語訳

• 天のセンターストーン
  円形に盛られた丘の最上段の表面を9列の同心リングの石板で舗装する時、中央の丸い石板は”天のセンターストーン”と呼ばれます。 最初の輪は9つの石、2番目が18、9番目の輪は81個の石で囲まれます。これらは九つの天国を象徴しています。人が”天のセンターストーン”の上に立って話しをすると、人の声は特に共鳴し（天に）響き渡るようになるでしょう。出典：現地説明英文看板の日本語訳

70万�uの北海公園は王朝の御苑。左の永安橋を渡った周囲880ｍの瓊華島は北海公園の中心。湖は掘り、丘を土盛り全部人工		左手前はチベット仏教寺院の　永安寺。	白塔は1651年に清の順治帝が　建立したチベット仏教寺院。
永安時の鐘楼。	永安寺から白塔に登る階段。	普安殿の仏像。	池の周りに柳が一面に植わる。
天壇公園には緑が多い。向かいに見えるのは祈念殿。	天壇公園の祈念殿は1420年に　創建。	皇帝専用通路の竜の石彫。 他に鳳凰と雲もあり。	明・清王朝の皇帝が、天を祭り、五穀豊穣を祈るところ。
ひさしの下には美しい彩色が施される。釘は使用せず	四季を表す4本柱と12ヶ月を示す赤い12本柱。梁棟木使用せず	祈念門前の大きな広場。	広場には宝物殿もあり。
直径32m、高さ38m。	三段の円形石壇の上に建つ。	丹陸橋は祈念門から直線に続く	次の皇穹宇への門。
皇穹宇は、皇帝の位牌を祀る場所。		回音壁は完全な円形で音が回る	圜丘は小高く土の盛られた丘
圜丘中心の圜丘壇で天に直接祈るため、建物は無い。	”天のセンターストーン”を中心に9列の石板の輪で囲われた圜丘壇は、9の天国を象徴し、 センターストーンに立って話をすると天と会話が出来ると言われる。
白石門から入る。	門は四方にある。	当然皇帝のみ祈りに使う。	雨天時、竜の口から雨水が滴る

2005/05/01