• ベルギー北西部。「北のベニス」と呼ばれる水の都。中性にハンザ同盟の中心として繁栄し、15世紀に黄金時代を築いた。その後港が砂で埋まり急速に衰退。そのため街は当時そのままに保存され、あたかも中世フランドルの生きた博物館のようだ(出典：JALシティガイドマップ)。地図を参考にすれば分かりますが、1km直径の円の回りをあたかも三角州の周辺の川のように運河が巡らされ、その内部が15世紀以降の急速な衰退で、幸か不幸か破壊されていなかったので19世紀以降にイギリス人が観光の観点から見直して街が復興したと言いますが、その過程は想像できます。旧市街全体が世界遺産に指定されていることからも分かるように、「街中が天井のない美術館」と言う表現も頷けます。

• ベルギーは２地方に分かれ、フラマン語(オランダ語に近い＝ドイツ語と単語が重なる)を話すフランドル地方とフランス語を話す南のワロン地方で、首都ブリュッセルはフランドル地方にありながらフランス語を話すそうです。フラマン語を母語とするベルギー人は単語そのものはドイツ語と似ているのでドイツ語は容易に理解できるそうです。但し、ドイツ語の方が文法的にややこしいので、ちゃんとこちらから話を伝える方が難しいそうです。ブルージュ、アントワープ、ゲントなどはフランドル地方の代表的な都市です。

• ブルージュは、３つの世界遺産に指定されています。一つは1998年に指定されたベギン会修道院。二つ目は1999年の鐘楼。三つ目が旧市街区域そのもの。鐘楼はベルギー全土で30指定され、フランダース地方24、ワロン地方6となっています。個人的に関連のある地域ではアールストの鐘楼と助役館も指定されています。

観光の町、多くの人が訪れる	マニアの人達のパレード	ギザギザの三角屋根はベルギー独特のフランドル様式	最初は救世主大聖堂です。
12-15世紀建造、市最古の教会	浮彫りを施す17世紀オルガン	高さ122mのノートルダム教会	13-15世紀建造のゴシック様式
これがマルクト広場です。小さい画面で広場の大きさが実感できるでしょうか。元パノラマ画像はこちらです。
ノートルダム教会前の通り	ロボット風手回し活動写真家？	高さ88mベルギーで最も美しいと言われる鐘楼、13-15世紀建造
マルクト広場の東側には、ネオゴシック建築の西フランドル州政府庁舎とその右側には郵便局がある。1887-1921年建造。		マルクト広場の北側と西側には、かつてギルドハウスだった、切妻屋根のレストラン、カフェ、土産屋、銀行などが並ぶ。
1302年にフランス軍と戦った英雄、ヤン・ブレイデルとピーター・ド・コーニングの銅像	内側の広場から見上げる鐘楼。	マルクト広場とブルグ広場を結ぶブライデル通り。レースショップが多い。	茶色の建物の内側が鐘楼の広場になっている。
市庁舎とその前のブルグ広場。フランドル伯が最初に城(ブルグ)を営んだ場所を記念してブルグ広場と呼ばれる。
右建物が1537年建造古文書館	1376-1420年建造ゴシック様式市庁舎と右端建物が聖血礼拝堂		12～18世紀の建物,レストラン
船着き場からボート観光始まる	122mのノートルダム教会。	出窓の構造もあります。	30分の短かい船旅です。
Bruggeとはフランス語で「橋」という意味で、町を縦横に流れる運河には50以上の橋が架かっているそうです。
白鳥の浮かぶ「愛の湖」です。	運河をせき止め湖としている	運河から直接出入りできるように造られています。
ビール製造所の博物館。	建物の下を運河が流れる。	橋の向こうがブルグ広場方面。	フランドル様式の三角屋根
多分ホテルでしょう。	鐘楼はどこからでもよく目立つ	「街中が天井のない美術館」とは旨く表現したものです。
赤レンガの建物が調和してます	北のベニスと言われるが、川を介して栄えていた当時はこれだけの川幅があると船も入れる。
この街にはやはり赤レンガです	近代建築の白さが目立ちます。	珍しい木造建築もあります。	船着き場に戻りボート巡り終了
ボートからあがって川沿いを歩くと、運河と赤レンガ建築の美しい風景を散策できます。

2005/06/01