• テキサス州サンアントニオです。　サンアントニオ市は、人口約119万人で全米第8位の熱帯植物が茂る長期滞在型観光都市です。年間１０００万人が訪れる長期滞在型の観光の街です。泊まったホテルはベランダが隣と繋がっているのですが、そこに出てみると退職したようなお年寄りの人がのんびりとベランダで本を読んでいました。あくせく見て回るのではなくのんびりと過ごすところのようです。1720年にスペインの宣教師が入植し、現在史跡として保存されているアラモの砦のある場所に伝道教会を設立したことが、サンアントニオ市の始まりといわれています。英語ですがサンアントニオ市の公式ホームページです。

• サンアントニオが全米屈指の観光都市となった理由にリバーウオークがあります。これは1921年の集中豪雨により死者５０名をだした洪水が発端です。対策として、ダム建設、河川幅拡張、河川Ｕ字部分を埋立て道路にするという計画で、ダムは1927年に建設されましたが、川の埋立ては、埋め立てによる再開発を提唱するビジネス界と、自然保護のためそのまま保存し、街を再開発しようとする住民との間で大論争が巻き起こった。 1929年、地元の建築家ロバート・ハグマンがスペインの古い街並みをコンセプトにした商店、レストラン、アパートをリバーウオーク両岸に建設し、河川をそのまま活かして街を開発しようとするリバーウオーク構想を提唱し採用され、1941年リバーウオークの整備計画は完了した。　第二次大戦を機に、リバーウオークへの関心は薄れ、川の整備、美化活動も行われなくなった。高速道路の郊外への延伸により都心の人口減少が著しく進んだこともあり、リバーウオークは浮浪者の溜まり場となり、街はゴーストタウンと化していった。事態を重く見た市は、1963年、全米建築家協会サンアントニオ支部提案によるリバーウオーク再生のマスタープラン「パセル・デル・リオ（川の遊歩道）」を採択し、街の再生に乗り出した。翌年、リバーウオーク周辺の店主等の住民が民間組織を設立し、さまざまな再生プランを提案し、街は、徐々に活気を取り戻し始めた。そして、1968年の万国博覧会の開催を契機にリバーウオーク周辺にはヒルトンをはじめとする数多くのホテルも建設された。万博は大成功を収め、1975年にはコンベンションセンターの建設もなされた。さらに、市は、リバーウオークの水を引き込んだ約4haの敷地にマリオットホテル(1988年開業、約1000室)、商業施設、レストラン、劇場を備えた複合施設のリバーセンター建設にも成功している。 この情報の出展は自治体国際化協会です。

• サンアントニオは１９８７年に熊本市と姉妹都市となっています。そのため熊本市のホームページでもサンアントニオのことを詳しく紹介しています。

• ヨーロッパの教会を見ていると、聖ヨセフ教会は非常に新しく感じます。それでも創建が１８６８年で、今日の姿になったのは１８９８年ですから１００年以上経過しています。１９４５年に隣のデパートが教会の土地を買収して拡張する計画がありました。教会メンバーが皆反対して成立しませんでしたが、その結果、この地図の右上付近にあるように周りをリバーセンターモールというデパートで囲まれることになりました。

• 安全を保つために多くのお巡りさんが巡回しています。それも自転車に乗っての巡回です。夜でもリバー・ウオークの周りは安心して出かけられます。この広大なアメリカで色んな意味でサンアントニオは例外ですね。

泊まったホテルから見下ろせる	橋の上から見る	花も咲いている	川は角を90°曲がる
川沿いのハイアットホテル	川沿いの麺は全面ガラス	内部もグリーン	内側からガラス面を見る
ハイアット内を流れる川と緑	水量も豊富	緑豊か、気持ちもなごむ	派手な色は使われてない
橋の下から見る	ホテルすぐ下の橋と歩道	ホテル向かいの時計台	ホテル La Mansion del Rio
ホテル名は[川沿いの家]と呼ぶ	側道もおしゃれになっている	向かい側は大学	緑と水と陽の光の調和
木漏れ日も美しい	水の出方も工夫されている	周辺には多くのレストランあり	皆、外で食べる
マックもひっそり。地味	1898年創建　聖ヨセフ教会	内部は新しい	ステンドグラス1902年に3000$
立派なパイプオルガンもある	遊覧ボート	一周４０分	湧き水のように流れ出ている
一番古い一角のレストラン	安全で、のんびりと歩ける	眼鏡橋がくっきり映る	上の道に上がるお洒落な階段

2002/08/01