• ガリレオ・ガリレイが鉄の玉と木の玉を落として地表に同時に着くことを確かめたことで有名なピサの斜塔です。1173年にドゥオモの鐘楼として建設が始まったピサの斜塔は、3層できたところで地盤沈下が起こって傾きました。地盤沈下と塔の傾斜から何度も何度も工事はやり直され、完成したのは約200年後の1370年と言います。外径19.58ｍ、内径4.5ｍのドーナツ型のベースの上に設けられた塔体の外径は一階部で15.54ｍ、高さはベースの下から塔天までの最大長58.58mあります。塔の壁面やギャラリーはすべて白大理石で造られているため、塔の全重量は14,453トン、基礎地盤には�uあたり平均50.7トンの荷重がかかっています。世界遺産の登録名は「ピサのドゥオモ広場」です。

• フィレンツェのドゥオモ（サンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂=花の聖母マリア大聖堂）は、イタリアゴシック様式で、アルノルフォ・ディ・カンビオ設計による153m x 90mもある大きな聖堂です。フィレンツェの街の威厳を誇示するために造られたそうです。建築は1296年に始まり、1436年のクーポラの完成まで150年近くかかっています。また、直径が41.5mにもなるクーポラは1420年にフィリッポ・ブルネッレスキによって建設が始まりまり、1436年に完成しました。27,000トンの石を幾何学的に積み上げて、すっぽりと聖堂を覆う丸天井が出来ています。

• 干潟に浮かび、網の目のように運河が巡る水の都・ヴェネツィアは、13世紀から東方貿易で潤い、海洋国家として栄華を極めました。商人マルコ・ポーロが東方に向かってヴェネツィアを発ったのは1271年でした。東方貿易の隆盛と共に大運河沿いに商人貴族の邸宅や外国人商人の商館が建ち並びました。倉庫と住居を兼ねた館は運河から直接荷揚げするために水に向かって開いています。

ピサの斜塔です。古代ローマの軍港として栄えたピサ。中世にヴェネツィア、ジェノバと並ぶ海洋国家として発展
洗礼堂です	左がピサのドゥオモ(大聖堂)	芝生はミラコリ広場	全部大理石14,000トンもある
フィレンツェです。丘陵地トスカーナの中心都市。ダンテやミケランジェロが活躍。14〜15世紀にルネサンスが開花。
1869年ジョゼッペ・ポッジ設計のミケランジェロ広場からフィレンツェの街並みを見下ろします。
ドーム状のクーポラが見えます	ミケランジェロのダヴィデ像レプリカ記念碑	1345年建造のヴェッキオ橋	レプブリカ広場にあったメリーゴーランド
ドゥオモのファサードは白緑ピンク3色の大理石で美しく装飾	右側の塔は 高さ84mのジョットの鐘楼	直径41.5mもある クーポラのドーム	クーポラ天井に描かれているのは「最後の審判」
クーポラ目前のジョットの鐘楼	クーポラから見たフィレンツェ	赤い屋根が続きます	サン・ジョヴァンニ洗礼堂の門
シニョリーア広場のダビデ像	同広場のネプチューンの噴水	サンタマリア・ノヴェッラ教会	パイプオルガンです
水の都、ヴェネツィアです。1987年ヴェネツィアとその潟が文化遺産として世界遺産に登録されました
11世紀創建のサン・マルコ寺院	ドゥカーレ宮と牢獄結ぶ溜息橋	ゴンドラで運河巡りです	運河から直接荷揚げ出来る構造
貴族の乗り物だったゴンドラ	小運河には風情があります	大運河の中央のリアルト橋	大運河というだけあって広い
大運河周りには貴族の館が並ぶ	運河が道で、船が自動車です	小運河沿いには商人の館が並ぶ	リアルト橋からの大運河です

2006/10/01